犠牲は少ない方がいい・・・ 「ふしぎの海のナディア」 第15話の感想。

「これも運命だよ。。。」
第15話 「ノーチラス号の危機」
はい、今回はナディアを観た人は必ずと言っていいほど話題に挙げるトラウマ回でした。
いい事を言ってキレイな死にかた、と思わせておいて今わの際、
フェイトさんの「死にたくない!」という生への執着、絶叫、断末魔に驚かされます。
「フラクタル」のブッチャーや「ガンダムAGE」のあの女パイロット(名前が出てこない!CVパクロミさん)など、
近年にも限りある話数だけの登場で命を落としていったキャラは数あれど、
ここまで視聴者に「死」を意識させた人といえばフェイトさんを置いてほかにないでしょう。
フェイトさんの絶叫がこだまするなか、画面は隔壁だけしか映らないというのも、演出として秀逸です。
死の瞬間が見えないという視点を共有することによって、
なす術がないジャンと視聴者の心象がシンクロします。
最近のお涙ちょうだいの作品ではよく使われる、
死の瞬間をきれいに見せるため顔のアップのカットを爆発の瞬間挿入したりしないのは、
かなり新鮮で衝撃的です。
こういう点も、ナディアがやっぱり面白い!と思えるエピソードであります。
「トップをねらえ!」のスミス・トーレンの戦闘の最中突然いなくなる(通信が切れる)だったり、
「エヴァンゲリオン」の加持リョウジの最期の電話メッセージなど
けっこう庵野監督が描く「死」は直接的なカットがないのが多いですね。
「この船はネオアトランティスと戦争を。。。殺し合いをしているんだ!」
フェイトさんの死を乗り越えて、ジャンやナディアが成長する様が描かれる
「ノーチラス編」もそろそろ佳境。
次回は、さまざまな伏線も回収されるかもしれない?
そして新たな伏線もちりばめられている重要な回なのでお見逃しなく!

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↑「ヱヴァQ」の前売り、瞬殺でした。仕事帰りに、とか甘えでしたわ。。。
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テーマ : ふしぎの海のナディア
ジャンル : アニメ・コミック