非常識破りの眼に乾杯!


「矛盾螺旋」観まった。
すごく…面白かったです…
巴くんは両親を殺して、逃亡生活中。
おれが殺した?本当に殺したのか、おれが?
殺害の背景、動機もはっきり明示されないまま、ストーリーは進んでいきます。
巴くん、不良に絡まれて全力で逃げております。
ピンチのはずなのに、すごく楽しそう。ランナーズハイ?
でも袋小路に追い詰められて捕まって、ぼっこぼこにされていたところに…
1人の少女がやってきました。着物の上にジャケットを羽織った出で立ち。
彼女の名前は両儀式。
あっという間に彼女は不良をのしてしまいました。
そして、巴くんに近寄り、
「これ、お前のだろ?」と、巴くんが落としたあるものを手渡します。
出会いは偶然?
それとも、必然だったのか。
きっかけは些細な出来事だったけれど、かくして2人は同じ屋根の下、奇妙な共同生活が始まったのです。
…まだ…死体は発見されてないのか…
巴くんは絶好の隠れ家を手に入れたわけですが、いつ犯行がばれるのかと心中穏やかではありません。
スクランブル交差点の大型ディスプレイに流れるニュースに耳を傾け、新聞をくまなく探してもそれらしき記事は見つからない。
毎晩、悪夢を見る。両親を殺したシーンが、何度も繰り返される。
父を刺す。刺し殺す。
母を刺す。母を刺す。母を刺す。母を刺し殺す。母が刺し殺す。
母が刺し殺す?
誰を?
おれを?
おれを殺した?
共同生活を始めて1か月がたとうとしていた、ある日。
自身の罪の意識に耐えかねて巴くんは遂に、式に事のあらましを告白します。
彼の告白を聞いた式は、巴くんをとある場所に連れ出します。
そこは、巴くんが住んでいたマンション。
彼の両親の死体がある場所。あるはずの場所。
405号室。巴くんの家族が住んでいた部屋。
そこで、2人が目にしたものとは?
とまぁ、ざっくり序盤のあらすじを書き起こしてみましたけど…
まだまだ「矛盾螺旋」全体の序盤も序盤で、これから「空の境界」のキャラクタたちは物語の深淵に挑んでいくわけですけど…
ネタばれになっちゃうので、がりモルの口からはとても言えないよ!
どうしても先の展開が知りたいって方は、下記リンク先の「まごプログレッシブ:Part2」で確認してみてください。
http://danceofeternity.blog76.fc2.com/blog-entry-1561.html
ネタばれにならない程度に、ここから下の段はがりモルの個人的な感想、思いのたけなんかを箇条書きで述べていきたいと思います。
全3部作構成か(コンテはDパートまであるみたいですけど)…
そら上映時間も延びるし、値段も跳ね上がるってもんよね!
式と巴がメインのパートと、黒桐と橙子さんメインのパート。
式のパートを陰とするならば、橙子さんのパートは陽でしょうか。
そして、陰と陽、すべてが重なって太極へとせまる最終パート。
各パートに見せ場があって、まったく観客を飽きさせないストーリー構成はもう素晴らしいの一言。
作画のすごさは言わずもがな。アクションシーンは圧巻。アクロバティックでケレン味あふれるアクションでありながら重力を感じさせる作画は、もうそれだけでこのDVDを買う価値があるように思えてしまいます。
ホント…劇場で観たかったよ、このクオリティ…
がりモル的に、GAINAXのアニメーターさんが参加されていたことと、何より、竹内哲也さんが参加されていたのがすっごく嬉しい!
服の袖がカクッカクッと動く独特のアニメーションを「かみちゅ!」で観たときからもうすっかりとりこなわけです。
縮刷パンフでも、ご本人が手掛けた原画が拝めたり、監督の平尾隆之さん(まだ30前なんだぜ…?)も絶賛しておられました。時間軸の整理、というかシーンの使いまわし?フラッシュバックという表現を用いたきっかけが「千年女優
今さんの作品も大好きながりモルがデジャヴった理由がすっきりだよコレで。
そして…作画監督の高橋タクロヲさんが…
すごく…イケメンです…
専門学校に通うお金を稼ぐために自衛隊で働いたこともあるんですってよ。
「実は行きたい場所に行くための方法はいくらでもあって、大概は何とかなる」という高橋さんの言葉にはシビレました。
アニメっていうか、自分のやりたいことにかける真摯な態度が紙面からにじみ出てくるようで、胸がぐっと熱くなりましたヨ。
今回、式を描いてみたけど、やっぱ直死の魔眼の表現は難しいっ!ufotableさんのCG表現のウマさがしみじみわかったってばよ…
「矛盾螺旋」を観る前にササッと1時間くらいでイキオイだけを頼りに描きました。
もうちょっと髪を描き込みたかったよ…
とりあえず、「矛盾螺旋
既巻もそうだけど、各章独立して楽しめるストーリー構成になっているからこれが初めて「空の境界」に触れるって人も無問題ですよ!
注:ここからさらに本編に踏み込んだ言及がツラづらと書きとめてあります。
本編を観た方はきっとニヤリとする叫びばかりなので、本編を観てから読んだほうがきっと楽しめますよ。観てない人に不親切な記述でごめんよ…
人形が投げてきた消火器。「これってなんて時かけ?」と思ったのはがりモルだけでいいよ!
巴くんのアイスの食べ方!はじっこからだんだん食べていく人って初めて見たよ!
車の免許取得のため地元に合宿とか、黒桐さん、近くに教習所なかったんでしょうか?
ロケットペンシル!
20代前半のがりモルですけど、小学生時代、まだまだ現役バリバリだったぜ、
ロケペン!?
1998年ってまだ普及していたころっていうか今でも文房具屋行くと売ってると思うんですけど…
もしかして、黒桐くん幼いころからシャーペン一筋だったとか?
ムキャー!!どんだけニュージェネレーション坊やだよ!?
「タバコ、預かっておいてくれ」
「一からやり直すんだ!」
頭文字Tのお2人、もう死亡フラグビンビンじゃないっすか!(泣)
そして今巻で最も衝撃的だった問題の…
生首で腹話術シーン
このアルパカ野郎~!!っていうかウラタロスー!!って思わず叫んだぜ…
それと、ナンチャッテ第9自重しなさいっ!!
だが…T子さんなら…T子さんなら何とかしてくれる…
魔術師は何度でも蘇るってのはテッパンですからね。
(絶対大丈夫だよ!)って、手に汗にぎりながら彼女の復活まで今か今かと待ち焦がれていたってばよ!
ざまぁみさらせ、アルパカ野郎っ!
巴ぇ…(泣)っていうかカッキーぃ…(号泣)
ほんと、キャラと声優さん方の演技のシンクロ率は半端なかったですね。
陸上部員だったから、逃げて走って、不良がなかなか追いつけなかったとき、ちょっとうれしそうだったんだってわかった瞬間…
ラストの、識との邂逅シーンは思わず泣きそうに…
第6章は三浦貴博と小笠原篤さんの「まなびストレート!」コンビが手がけたそうで、萌え死に必至の胸キュンな「空の境界」に今からDVD発売が楽しみながりモルなのであった!
っていうか、新潟でも公開してくれってばYO!
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