2009/1/31のトロステーション

クロさん解説による詰将棋講座の始まりです。
しかも初級編。
コレ…続くのかよ…(汗)
すんごいまじめに、終始クロさんは、ネタっぽい発言もなしにガチンコでトロに詰将棋のイロハを教えていました。
やたらと小難しいイメージのある将棋だけれど、やってみたら案外簡単でパズルゲームみたいに楽しめちゃうんだぜ!
がりモルも多少、たしなむ程度に将棋は遊んでいました。
なので、ちょっと前に「ハチミツとクローバー」の作者、羽海野チカさん最新作の将棋マンガ、「3月のライオン」をオススメした記事なんかも書いたりしたので、よろしければ合わせてお楽しみください。
まずは基本中の基本。駒の動かし方から教わります。
盤上の赤いしるしが付いているマスに駒を進めることができます。

前にひとマスしか進めません、歩

ほかの駒を飛び越せちゃうトリッキーな桂馬

前の列ならいくらでも進めちゃう香車




飛車と角はそれぞれ縦横、ナナメならいくらでも進めるどこまででもいけるー!なすんごい駒。

王様は全方向カバーできる万能タイプ。
「王」と「玉」、2種類あるのは指し手を区別するためのもので、詰将棋に関してはさして重要なことではありません。
駒の動かし方を覚えたら、いよいよ実践です。

この場合、相手の玉は銀を前にしてなすすべなく取られるしかありません。
どんなに手を尽くしても、もう自分の王が取られるしかない状況。
これを「詰み」といいます。
いままさに、盤上の玉は詰みの状態にあります。
で、相手に詰みをかける次の一手を「王手」というのです。

で、相手の王の逃げ場がなくなるまで王手をかけ続けて、最後に詰ませる!
それが詰将棋。

盤上にはこの二つの駒しか置いていないこの状況では、とてもじゃないけど詰ませることは到底できません。
ですが、こういう局面では必ず手元に持ち駒があります。
画面には表示されていませんが、トロは金の駒を持っています。
持ち駒は、盤上のどのマスに置いても構いません。
玉に逃げられないようにするには、どこに置けばよいか、わかりますか?
正解がコチラ。

歩の真上。
青く表示されているマスは、玉が動ける範囲です。
金を取りに行っても、歩を前に動かせば詰み。
青いマスに逃げても玉は金の動ける範囲内までしか動けないので、どのみち玉は逃げられません。
これで詰み、です。
こうやって玉(王)の上に金を置いて詰ませることを「頭金」といいます。
次はちょっと、駒が増えます。ですが、手持ちの駒はひとつなので、ゆっくり考えれば自ずと答えが分かってくることでしょう。

トロは初め、先ほどと同じく銀の真上に金を置いて頭金で詰ませようとしますが、
それでは玉の隣りの桂馬に金を取られて玉に逃げられてしまいます。
盤上の銀が動ける範囲を頭に入れて、金を置いた後でも玉に王手がかけられるマスといえば…

正解は銀の左斜め前。ここなら、桂馬に邪魔されることなく玉を詰んだことになります。
こうやって、王手を邪魔する相手の駒をいかにかわしながら王手をかけ続けられるかが、詰将棋の醍醐味、おもしろさといえるでしょう。
最後の問題は、ちょっと難しいかも。

手持ちの駒は飛車。王手をかけられるマスは白く表示されている3っつだけ。

答えは、金の左斜め前!画面上に銀が置いてあるマスですね。
ここに飛車を置けば、玉が飛車を取りに来たら金で王手。
銀が飛車を取りに来たら、盤上の香車がまっすぐ玉にぶっ込みかけてくれるのでどのみち詰みです。
ほかの2マスに置いてしまうと、玉に結局逃げられてしまいます。
ざっくりと今日のトロステにおける詰将棋講座を紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
詰将棋、やってみたくなりました?
駒の動かし方、「詰み」の概念。
これだけでも分かれば、「3月のライオン」や「ハチワンダイバー」といった将棋マンガの作中に描かれる対局シーンの盤上を眺めてみると、つぎに零くんや菅田がどこに駒を置けばいいのか分かったりして、実際自分が考えたマスに置いたりなんかしたらすっごく嬉しいわけで。
より深く、作品を楽しめるわけですよ。
盤上に駒を置くことを「~を打つ」ということ。
「詰みの2手3手先を読む」とか、さらに上級者向けのコースもクロさんは用意しているようです。
今回初めて詰将棋に触れた方も、経験者の方も次回がいつになるかわからないけど、お楽しみに。
やたらと小難しいイメージのある将棋だけれど、やってみたら案外簡単でパズルゲームみたいに楽しめちゃうんだぜ!
がりモルも多少、たしなむ程度に将棋は遊んでいました。
なので、ちょっと前に「ハチミツとクローバー」の作者、羽海野チカさん最新作の将棋マンガ、「3月のライオン」をオススメした記事なんかも書いたりしたので、よろしければ合わせてお楽しみください。
まずは基本中の基本。駒の動かし方から教わります。
盤上の赤いしるしが付いているマスに駒を進めることができます。

前にひとマスしか進めません、歩

ほかの駒を飛び越せちゃうトリッキーな桂馬

前の列ならいくらでも進めちゃう香車




飛車と角はそれぞれ縦横、ナナメならいくらでも進めるどこまででもいけるー!なすんごい駒。

王様は全方向カバーできる万能タイプ。
「王」と「玉」、2種類あるのは指し手を区別するためのもので、詰将棋に関してはさして重要なことではありません。
駒の動かし方を覚えたら、いよいよ実践です。

この場合、相手の玉は銀を前にしてなすすべなく取られるしかありません。
どんなに手を尽くしても、もう自分の王が取られるしかない状況。
これを「詰み」といいます。
いままさに、盤上の玉は詰みの状態にあります。
で、相手に詰みをかける次の一手を「王手」というのです。

で、相手の王の逃げ場がなくなるまで王手をかけ続けて、最後に詰ませる!
それが詰将棋。

盤上にはこの二つの駒しか置いていないこの状況では、とてもじゃないけど詰ませることは到底できません。
ですが、こういう局面では必ず手元に持ち駒があります。
画面には表示されていませんが、トロは金の駒を持っています。
持ち駒は、盤上のどのマスに置いても構いません。
玉に逃げられないようにするには、どこに置けばよいか、わかりますか?
正解がコチラ。

歩の真上。
青く表示されているマスは、玉が動ける範囲です。
金を取りに行っても、歩を前に動かせば詰み。
青いマスに逃げても玉は金の動ける範囲内までしか動けないので、どのみち玉は逃げられません。
これで詰み、です。
こうやって玉(王)の上に金を置いて詰ませることを「頭金」といいます。
次はちょっと、駒が増えます。ですが、手持ちの駒はひとつなので、ゆっくり考えれば自ずと答えが分かってくることでしょう。

トロは初め、先ほどと同じく銀の真上に金を置いて頭金で詰ませようとしますが、
それでは玉の隣りの桂馬に金を取られて玉に逃げられてしまいます。
盤上の銀が動ける範囲を頭に入れて、金を置いた後でも玉に王手がかけられるマスといえば…

正解は銀の左斜め前。ここなら、桂馬に邪魔されることなく玉を詰んだことになります。
こうやって、王手を邪魔する相手の駒をいかにかわしながら王手をかけ続けられるかが、詰将棋の醍醐味、おもしろさといえるでしょう。
最後の問題は、ちょっと難しいかも。

手持ちの駒は飛車。王手をかけられるマスは白く表示されている3っつだけ。

答えは、金の左斜め前!画面上に銀が置いてあるマスですね。
ここに飛車を置けば、玉が飛車を取りに来たら金で王手。
銀が飛車を取りに来たら、盤上の香車がまっすぐ玉にぶっ込みかけてくれるのでどのみち詰みです。
ほかの2マスに置いてしまうと、玉に結局逃げられてしまいます。
ざっくりと今日のトロステにおける詰将棋講座を紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
詰将棋、やってみたくなりました?
駒の動かし方、「詰み」の概念。
これだけでも分かれば、「3月のライオン」や「ハチワンダイバー」といった将棋マンガの作中に描かれる対局シーンの盤上を眺めてみると、つぎに零くんや菅田がどこに駒を置けばいいのか分かったりして、実際自分が考えたマスに置いたりなんかしたらすっごく嬉しいわけで。
より深く、作品を楽しめるわけですよ。
盤上に駒を置くことを「~を打つ」ということ。
「詰みの2手3手先を読む」とか、さらに上級者向けのコースもクロさんは用意しているようです。
今回初めて詰将棋に触れた方も、経験者の方も次回がいつになるかわからないけど、お楽しみに。
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