特撮塾@にいがたを観覧、特撮博物館を鑑賞してきました。

(↑ミニチュアも一部新潟限定仕様!)
新潟はオタク的嗜好を持つ人たちが喜ぶ企画展を多数催し
いろいろいい方向にはっちゃけ過ぎるきらいがあったので、
きっと地元でも開催してくれるだろうと思っていたら本当にやってくれました。
庵野秀明館長の特撮博物館
そして、オープニングイベントとして催された特撮塾@にいがたも観覧してきました。
貴重な画像や映像も交えてのトークセッション。
結論。
特撮ってやっぱりいいよね!
仕事がほぼ定時に終わったおかげで13時開場に間に合いました。

(イベントの最後に大撮影大会が。たくさんのフラッシュを浴びる登壇者のみなさん)
過去の失敗(?)から巻き気味のスピードUPで
特撮の歴史に関して語られました。
特撮の歴史年表が「平成ガメラ」や「ゴジラミレニアム」のところで終わっていたことから、
尾上氏より「樋口さんがアナログ環境で作った特撮映画の最後の人」っていう前ふりから、
樋口監督もそれにのっかって「俺が特撮にとどめを刺した」っていうリップサービス(?)には会場も沸きました(笑)
10分の休憩の後、話題は本日惜しむらくも欠席となった
島倉二千六さんの功績、軌跡をたどりつつ特撮の美術について濃密なトークが交わされました。
でっかい筆で数m四方のでっかいキャンバスに背景をかく。
まさに職人芸ですね。実際にこの目で見てみたいです。
「ヤマト2199」のライブペインティングもすごい迫力だったし。
13インチの液タブで四苦八苦している私なんて糞畜生でございます。。。
最後のまとめの言葉がよかったなぁ。
特撮で培われたエポックメイキング的な技術の保存ももちろんだけれど、
制限のある中で新しい魅せ方を模索していく、挑戦する姿勢を忘れないことが大事。
あと、お楽しみの質疑応答。
◆大人向けの特撮を作ってほしいという要望に。
↓
「パシフィック・リム」も興行的には失敗。大人向け特撮はもうからない。
その結果今、仮面ライダーが果物を頭からかぶっている(笑)
グッズが売れることが大事。
皆さん大人のおもちゃをたくさん買ってください(笑)
大人のおもちゃ、会場で買わせていただきました(笑)
◆来年公開予定のハリウッド版「ゴジラ」について。
ひいては、樋口監督に「ゴジラ」をとってほしいという要望。
↓
面白いらしいですよ、と樋口監督。
でもやっぱり、売れないとシリーズは作られない。
皆さんが買い支えてくれると、可能性はあるかもしれない、とのこと。
私個人的には楽しみにしていますよ、来年の「ゴジラ」。
質問者さんは「絶対こける」と言っていましたが(笑)
◆「ガメラ4」作ってください!
↓
グッズを枕の下にうずめれば、夢枕になって見れるかも。。。
これが一番現実的な方法らしいです(笑)
つまり、もう可能性はほぼゼロなんだろうなぁ。。。残念。
(あ、集合写真がモノクロなのは画像の粗さを少しでもごまかすためでございます)

イベントの後、講堂の外でプチサイン会。
私、気を付けていたのにサインペンを忘れてしまって。
でも、樋口監督の時は近くの親切な女性が貸してくださって!(本当に感謝!)
樋口監督の新作の企画は進んでいるそうで、詳細な発表が本当に楽しみです!
けれど、原口氏の時はボールペンしかなくて。。。
赤のインクが出づらくて、あとから青色のインクで描き直してもらうという。
すごい無礼を働いてしまって誠に申し訳ありませんでしたぁぁぁああああ!!(土下座)
(「青と赤で昔の3Dみたいだね」とも言ってくださいました。本当に恐縮)
なのにコメントまで入れてくだすって!
ガメラは甲羅が命(はぁと)
すっごくわかりますぅぅぅううう!!
「ガメラ3」の動く甲羅が大好物なんです。
サインは「平成ガメラ」のブルーレイBOXの飾り紙の裏にしてもらいました。
(油性のサインペンを持って行っていたらケースにしてもらったんですけど。。。)
一生モノの宝物です。

(関係者のサイン寄せ書き)
最大規模と、謳うだけあってボリュームたっぷりの展示内容。
トークショー後に見て回ったのですが、時間が足りない!
5時に閉館するのですごい急ぎ足。
今度案内音声付きでゆっくり見て回りたいです。
清川さんの声が聞きたい!

撮影可能なミニチュアのブースもあり。
ぜひ、2人以上で見て回ってミニチュアの中に入って怪獣気分なところを撮ってもらうといいと思います!
私は同行者とはぐれて撮れませんでした(白目)

グッズは巨神兵figmaと図録を購入。
しかしガシャガシャ故障中が多すぎて笑えなかったぜ。
2つガシャガシャして、1つは蛍光Ver.でした。
レアなはずなのに、蛍光やクリアVer.ってなんだか損した気分になるのはなぜだろう?(笑)
こどもは大興奮。
大人も童心に帰って1日中見て回れるよ。
来年の年明けまで続きますので、
ぜひ足を運んでみてください。
特撮博物館のフェイスブックに
「こんな展示なんて、ほかに展示するべき美術があるだろう」
なんていう心無いコメントが寄せられていたのを見て、悲しい気持ちになりました。
まぁ、世間一般的にはそういう認識なんでしょうね。子供向けのものなんだと。
しかし、本展を見た後で果たしてそのコメントを貫くことはできないと思います。
特撮美術はアート作品だよ。
大人が真剣になって作って、試行錯誤して1枚のフィルムになる。
その制作過程もひっくるめて一つの芸術作品だよ。
作品だけでなく、その過程までも体験できる機会はなかなかないと思います。
ぜひ、失われつつある「特撮」という伝統芸術を体感してきてください。
私は最低でもあと1回は観に行きます!
またイベントがあったら是非!
ぜひ庵野館長も来場されるとうれしいなぁ。
岩室温泉でおいしい酒を呑みつつ
サンダーバード談義に花を咲かせたっていう微笑ましいエピソードなどなど、
もっといろいろ話を聞きたいよ(笑)
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ガメラ:新潟県立近代美術館の「特撮博物館」レポ 2013/11/11
本日四本目の更新です。
一本目「 第2週のフィギュア情報(その3) 」はこちら。
二本目「 金子版視聴記 /11/11 」にはこちらより。
三本目「 ガメラ雲 13/11 」は、こちらから
昨年7月〜10月に「東京都現代美術館」で開催 され、
4月〜6月には、愛媛県松山市内の「愛媛県...