あるアッタカサの日常

第１０話　「それぞれの行く先」

「おもしろそうじゃねーか…」
「お前の青臭い理想が、この国をどう変えるのか見てみたい！」

イシュバール殲滅戦でヒューズとマスタングが交わした盟約…
大佐が観ていた夢、という体で原作のだいぶ先のエピソードを少しだけ消化。
この先に待っている惨劇がわかっているだけに、なおさら鬱になってくる…



「ウロボロスの入れ墨に、賢者の石の錬成陣…」
エルリック兄弟とヒューズ中佐、アームストロング少佐の４人は、
エドの病室で元第五研究所を崩壊させた一味について話し合っていた。
そんなところに…

「軍上層部をいろいろ調べているようだなアームストロング少佐…」

大総統が並々ならぬオーラでもって、

「そしてエドワード・エルリック君…『賢者の石』だね？」

どこまで知ったか詰問を始めるやいなや…

「これ以上この件に首を突っ込むこともこれを口外することも許さん！！」


「軍内部すべて敵と思いつつしんで行動せよ！」って…
「君達の身の安全のために命令する」大総統。


「時が来たら君たちには存分に働いてもらうので覚悟しておくように」

はたして「その時」はいつ訪れるのだろうか…


「機械鎧技師の聖地、ラッシュバレー！！一度行ってみたかったの～❤」
お師匠さまに会いにダブリスに行くことにしたエルリック兄弟。
そして、手前のラッシュバレーまでウィンリィも同行することに。

師匠のところに行けば強くなれる！（気がする！）
そして、師匠に人体錬成について訊く事！
それはヘタしたら命を落としてしまうような危険な行為だけど…
「もうなりふりかまってらんねーや」
エルリック兄弟の決意は固い！

「短い人生だったなぁアル…」
「せめて彼女だけでも作っておきたかったよ、兄さん…！！」

と思いきや、なんかもう早くもくじけそうだ！！
がんばって！エルリック兄弟！


一方中央司令部で新聞を読んでいたヒューズ中佐。
リオールの暴動に関する記事を読んでいたら、なにかに気付いたご様子！

「おいおいどこのどいつだ…こんな事考えやがるのは…！」

昔の記録を調べに行った先の書庫で、ある真実にたどり着いたヒューズ中佐。
しかし…

「知りすぎたわね、ヒューズ中佐」

ウロボロスの入れ墨を持つ色っぺぇオネーチャンが突如として襲いかかってきた！
右腕を負傷しながらも、どうにかその場をやり過ごした中佐。
行きつけの軍の回線電話ルームで大総統府に緊急コールをかけようとするのだけれど…

何かを思い直したように、その場を離れたヒューズ中佐は
外の公衆電話でマスタング大佐を呼び出そうとする。

「早くしろ！軍がやべぇ！！」
「外線からの電話はつなげない決まり」だか何だかで手間取っている間に…


「受話器を置いていただけますか、中佐」

後ろから聞こえた声の主はロス少尉。
驚くべきことに、彼女の銃口はヒューズ中佐の後頭部をしっかりと狙っている！

「ロス少尉…じゃねぇな！誰だあんた！」
左目の下に泣きボクロがない事に気付いたヒューズ中佐に、
その人物は「うっかりしていた」と、すぐさまホクロを付けたしてみせる。

まるで悪夢を観ているかのようなトワイライトゾーン！
だけど、家で女房と子供が待ってる！ここで死ぬわけにはいかない！！

振り向きざまダガーナイフをロス少尉のニセモノにお見舞い！
…するはずだった相手の姿は、なんと最愛の妻、グレイシアに変わっていた！

「いい演出だろう…？」
「…ッ！」
「……くそったれ…」

正体不明の相手でも、愛する妻の姿をかたどったそれを、手にかけることなどできるはずもなく…
ロクな抵抗もできないままに、ヒューズ中佐は凶弾に倒れ…
ヒューズ中佐の安否を気遣うマスタング大佐からの呼びかけが、
受話器の向こうからこだましていたのだった…


「今度中央に行ったら、何か礼しなきゃな…」
汽車に揺られながら、グレイシアさんが用意してくれたアップルパイをほおばる３人。
毎日仕事で忙しいのに、しょっちゅうお見舞いに来てくれたヒューズ中佐。
だけど、その中佐は今…


「ママ…どうしてパパ埋められちゃうの？」

「そんなことしたらパパおしごとできなくなっちゃうよ…」
「パパおしごといっぱいあるって言ってたもん」
「いやだよ」
「埋めないでよ…」
「パパ…」
しめやかに葬儀が行われていたのです…（泣）



「殉職で二階級特進、ヒューズ准将か…」
「私の下について助力すると言っていた奴が私より上に行ってどうするんだ、馬鹿者が」

盟友の墓前に立つ大佐の絵は…

「あの子らが母親を錬成しようとした気持ちが、今ならわかる気がするよ…」

観ていてかなりショックでした…

「――いかん、雨が降ってきたな…」
「雨なんて降って…」
「いや、雨だよ」

流れる涙を雨と偽る大佐の強がる姿に、涙腺決壊。
あ～、オールバックの大佐もいいわね…☆
とか、大佐のレア顔を楽しもうという余裕は一切ありませんでした。


…ヒューズ准将が死の間際に通った道程をたどっていくマスタング大佐。
ホークアイ中尉に連れてこられたアームストロング少佐。
しかし、大総統の言いつけを守る彼は頑なに口を割らず…

でも別れの間際、ヒントを残してくれた少佐。

軍上層部にかかわる組織と、賢者の石とヒューズ中佐…

近いうちに東方部から中央に異動になるマスタング大佐。
「大総統の地位をもらうのもヒューズの仇を討つのも、全て私一個人の意思だ！」

「渡りに船」と軍上層部を探って、

「上層部に食らいつくぞ。付いてくるか？」
「何を今更」

チーム☆マスタングが盟友ヒューズを殺した犯人を突き止めるべく、今動きだす！




…うん、ところどころはしょって原作の持ち味が死んでるようなシーンが本シリーズでは
多々見受けられたけど、さすがにヒューズさんのお亡くなりになるエピソードは…
見ごたえがありましたね…
ありすぎて、観ているのが辛い所もありましたな…

ま、どうせイシュバール殲滅戦のお話をやるだろうから、
いつか遠くない未来に若かりし頃のヒューズさんと会えるでしょう…

とりあえず今は、マース・ヒューズさんのご冥福をお祈りしたいと思います。


…次回は原作話の中でもかなりのギャグ回。
今回の鬱さ加減との落差に、ついていけなくなる人も多そうだね…

あと、シェスカがちょっとだけ出てたのも、がりモルは見逃しませんでした☆



…埼玉に引っ越してきて、たくさんのアニメが観られるようになったのはいいんですけど、
描いたイラストをスキャンするプリンター！
プリンターがないのよぉぉっぉおおお！！

…ローソンでメディア保存できるっていうから、PSPにケーブルつないでスロットに挿してみたけど…
認識されないし…
（ほんなら！）
と思ってローソンで売ってたUSBメモリーを買って挿してみても…
認識されず…

自分たのお店のコピー機で使えないメディア売るなよ…と、
がっかりしながらがりモルは今日、午後はずっとアンニュイな時間を過ごすハメになったのです…

というわけで、せっかく気合入れて描いた大佐も、
がりモルの時代遅れケータイの低画質カメラじゃ、ごらんの有様だよ…
エヴァケータイなら…きっときれいに撮れたんだろうね…フフッ…

というわけで…
どっか…
メディア保存してくれるいいお店…
知っておられる方がいましたら…
コメントいただけたるとうれしいです…


＜追記：ごめんねローソンさん！＞
ローソンさんのコピー機で、無事スキャンできました。
あれからUSBメモリーをフォーマットして再チャレンジしたら、意外にもあっさりと…
ご心配おかけして、申し訳ありませんでした。


あ、アニメ本編とイラストの軍服のカラーリングが違うのは、
原作のトーンを見て、（こんな色だろうな～）ってイメージを膨らませてがりモルが勝手に塗った結果…
全然違ってたっていう☆
ヤッチマッタナ！っていう…
葬儀用の軍服なんてあるんですね…


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