あるアッタカサの日常

第１０話　「誰が滝沢朗を殺したか」



「ちょっと用事が出来たんだ」

東京へと帰る新幹線へと乗車する先とみっちょんを見送り、
滝沢は１人京都に残り、セレソンNo-０１、物部と対峙する！

「もしかして、板津に会った！？」
「彼は君のことを英雄だと言っていたよ…今度もその期待に応えるのかな？」

物部ェ…パンツ様を轢いておいていけしゃあしゃあと…

「心配しなくていい、君もゲームを終われるようにしてやる…」
「そのふざけた携帯の正体や、君がなぜ記憶を消したのかも、いっしょに教えてやるよ？」

物部の誘いに乗ることにした滝沢。
そんな時、咲から電話がかかってくる…

「私、本当は知ってるの。滝沢くんの携帯が特別だってこと…」
「教えて、滝沢くん…あなたは、誰？」

「…今から俺のこと知ってるってやつと話すことになったんだ」
「咲はこのまま、オレ達の話聞いててくんない？」
「それでもしオレが犯罪者だった時は、オレのことは忘れて…」


そのまま電話を切らないで、咲に物部との会話を聞いていてもらいたいっていう滝沢のお願い…
ここら辺の２人の会話のくだりは、ちょっと泣きそうになった…
もしとかたらとかればとか、がりモルはそんなネガティブなたとえ話はNGなんだぜ…


「…どうだ？ニート失踪に関係しているとしか、思えないだろ？」
「まるでハーメルンの笛吹き男だよ…」

一方豊洲のショッピングモールにて、「滝沢ぜってー殺す」の壁文字と大量の携帯電話を見つけた
エデンメンバーは滝沢への疑念を募らせていた…

「板津から？…なんだこの大量のデータは？携帯からは開けんぞ！？」

…アパートを出る前、PCいじくってたなとは思ったけど、
まさかセレソン関係のデータをエデンのサーバーに転送していたとはね…
パンツ様…（←なぜか様付け）
(´；ω；`)＜やってくれるぜ…


「…君、亜東商会って会社、知ってるかい？」
「Mr.OUTSIDEの正体は、そこの会長兼相談役の亜東才蔵って爺さんだよ」

「…あとうさいぞう」
「あうとさいどう…って駄洒落かよぅ！？」

…今の日本の礎を築いてきたあとうさいぞう。
でも、実際自分が行ってきた事は正しかったのか？

「今この国の行き詰った状況を見つめ直したんだろうな…」
「…やっぱむちゃくちゃだ…」

戦後復興期、運送業からスタートし、巨万の富を築き、日本を裏から支配してきた戦後の亡霊の１人…？


日本を救いたいなら…
もっと他にやりようあっただろ…
てめぇのせいでパンツくんは…（ギリリ…）
って、

亜東才蔵はもう死んでいる！？

「残念だったね、OUTSIDEを殴れなくて」


そんなこと言う物部さん、がりモルはあんたを殴りたくなってきたぜ…
(´；ω；`)＜よくもパンツくんを…


「私はMr.OUTSIDEになり変わることで、ゲームの勝者になろうと思っているんだ」


野心家キャラ、か…
先は長くないな…
いつかぎゃふんとみじめな醜態をさらせばいいと思うよ！


「君の携帯にも、優秀なコンシェルジュが出るだろう？」
「ああ、ジュイス？」
「彼女をそっくりいただくんだよ」
「？」

…物部たちの乗ったヘリが降り立ったのは、「ATO播磨脳科学研究所」。
亜東財団が管理する研究施設に、ジュイスと、滝沢の記憶に関する秘密が隠されている！？

っていうか、物部はすべてのセレソンの素性を調べ上げている！？
じゃ、サポーターが誰かもわかってるってことなの！？

「そのうち２人はすでに私と行動をともにしている…」
「彼はNo-１０の結城君」
「彼が、１１発のミサイルを発射したセレソンだ…」


物部に案内された奥の制御室に、もう１人の物部の協力者、セレソンNO-02の辻仁太郎がいた。


なんか、ちゃらちゃらしてやな感じ…
ホントにこれ、羽海野さんがデザインしたの？って疑問に思うくらい、やな感じ…


「我々の足の下にあるコレが、ジュイスだよ…」


って穴が開いてるだけじゃん？
どこにジュイスが？
なんか電脳とかそーゆーキーワードが出てきた時点で、
（ジュイスって実在する人間じゃなくて、ハイパーなコンピューターか、プログラムとかなんじゃないの？）
っていうがりモルの予想はあながち間違っていなくもなかったってことなのかもしれないけど…
あの穴は不自然過ぎるぜ…
まるで、もともとあった何かを持ち出したような…？
と、がりモルの考察はさておき、


「君もこの国を戦後からやり直す計画に参加しないか？」

「明日の午前８時、再びこの国をミサイルで攻撃するんだ」
「今度は６０発のミサイルでね」

「我々がこの国の救世主になるってわけさ…」

「おかしーんじゃねーの！？自分の国攻撃して、何が救世主だよッ！？」
「おかしくないよ！平等な振りして搾取を続けるこの国の方こそおかしいんだ！」

過労で両親を亡くした結城君はかわいそうなのかもしれないけれど…

「あの１１発のミサイルは僕からのメッセージさ…」
「政府もお前らも自己責任が足りないっていうね…！」

一本芯が通って見える彼らの主張は、自堕落な日々を過ごしているがりモル的に耳が痛いけれども…
ミサイル事件で実際に死人が出てるんだぜ…？
パンツくんだって…

人１人守れなくて、日本を救うことなんて出来るわけないぜ！




「オレはもともと１００億なんて持ってるから、このうざいゲームから早く解放されればそれでいい…」

辻ィ…ツバたらしてんじゃNEEEEE！！！
最終話目前にして、さっさとサポーターに消されてほしいセレソンがまた１人…


「持てる者の義務をはき違えてるって！」
「オレ、お前らをぶんなぐりたくなってきた…！」

「記憶を消す前の君もそう言って、爆心地から住民逃がしたんだろうな？」

「君は、君が助けた人たちと君に協力した仲間、双方から裏切られたんだよ」


一方豊洲では…

「コレ…もしかして滝沢の携帯ログか！？」
「おいっ！ここ見ろ！トマホークミサイルって…！」

板津くんから届けられたノブレス携帯の履歴から、
セレソンやミサイル事件のことなど、エデンメンバーも真実にたどり着きつつあった…その時！

「なんですかっ！？あれっ！！」

爆音とともにモールに横付けされたコンテナから現れたのは…

「なに、なんなの！？あの裸の群れっ！！」

「あの数…ってもしや、失踪してたニートってこと！？」

「うぉーーーー！！！」×２万


ま　た　裸　か　！！
いいぞもっとやれ！って言いたいところだけど、
このままオチまで裸で持ってちゃいそうな気がするのでさすがに自重。

まさか…最終回ももしや…

「逃げろー！！」
って平澤くんPC忘れてRUUUU！？


「そんなのってないよ…それじゃ滝沢くんにあんまりだ…」
滝沢くんがミサイル事件を阻止しようとしていたこと。
でも、その時の仲間から、助けた人たちからも裏切られて絶望したことから、
彼は自ら記憶を封印した？
そんな彼の絶望を知らずに、「もっと大きなことが起きればいい」と、
思ってしまった自分の軽率さ、あさましさに涙を流す咲…


(´；ω；`)


「ジュイスに何か依頼したとしても、今からじゃ何もできない…」
「ミサイル発射までに、８時間とちょっと…」

ミサイルの発射を阻止すべく動きだした滝沢を歯牙にもかけず、物部たちは祝杯ムード。
ATO播磨脳研の職員と思しき女性がシャンパンを持ってきた。
でも、そのボトルには中身が入っていなくって？

「今宵、ゲームの勝者は決定しませんでした」
「したがって祝杯は後ほど」
「ノブレスオブリージュ。Mｒ.OUTSIDEの指示に従って、
今後も救世主たるべくゲームを続行してください…」


って！この声はジュイスさん本人！？

「ジュイス本体を秘密の場所に移送！？」

「１２番がサポーター！？」
「いやっ、OUTSIDEかっ！？」

予想外の事態に慌てふためく物部…
フフフ…ここから滝沢の大逆転劇の幕が開くんだぜ？





がりモル、実はすでに最終話も観ちゃってます。
今回の２万人のニート主催によるまっぱだカーニバルも十分インパクトがあったけど、
やっぱり最終話のちょーハイテンションには敵わない…
なので１話分ちょっと早いけど、最終話用に仕上げた１枚をアップさせていただきます。

…最終話用のイラストが…
全裸の男たちが走ってる図って…
前代未聞だよね…

１１話の感想記事もいずれ書きますけど、その時一緒にあげる絵は軽めになる予定。
アイデアはまとまってるから、あとは絵に起こすだけ。
って、それが一番手がかかるんだけどNE…

…あと、森田さんと滝沢がどうしてもキャラ的にかぶっちゃって…
っていうかがりモルが描き分けできてないだけなんだけDO☆

どっちが森田さんか、あなたはわかりますか？


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